初心者必見!ボディビルコンテストのカテゴリーの違い完全ガイド/向いてる人・減点ポイント・選び方

初心者必見!ボディビルコンテストのカテゴリーの違い完全ガイド/向いてる人・減点ポイント・選び方

コンテストに出場したいけど、何に出ていいかわからない初心者に向けて、カテゴリーの違いを比較。審査ポイント、向いてる体型、初心者がハマる減点例、選び方診断まで1記事で整理。

ボディビルカテゴリーの違い 
特徴・向いてる人・選び方


ボディビル系カテゴリー選びは「筋肉量」「絞り」「見せ方」の比重で決まります。

まずは早見表で違いを把握し、診断フローであなたに合ったカテゴリーを選択できます。

※団体により細部の規定が異なるため、本記事はFWJの代表的基準を中心に整理します。

この記事でわかること

  • 各カテゴリーの特徴と評価ポイント

  • 向いてる人の判断軸(体型・志向・生活)

  • 初心者がハマる減点ポイントと対策

1分でわかる!カテゴリー早見表(まずはここだけ見ればOK)


カテゴリー ひとことで 向いてる人 ズレやすい点
男性カテゴリー
メンズフィジーク “カッコよさ”のアウトライン勝負 肩背中が映える、くびれが作りやすい 筋量の方向がボディビル寄りになる
クラシックフィジーク 見栄え+筋量+ポージング バランス型、ポージングを詰められる 下半身が弱い、規定ポーズが雑
ボディビル 筋量と仕上がりの総合 筋肉を積むのが得意、作り込みが好き 弱点部位が露呈、絞り不足
女性カテゴリー
フィットモデル ヘルシーで引き締まったモデル体型 ナチュラルに整えたい、初挑戦向き 絞りすぎ、筋が出すぎ
ビキニ ライン+プレゼンの総合 雰囲気作りが得意、丸みを作れる 硬すぎる仕上がりに寄る
ウェルネス 下半身を武器にする 脚と臀部が育ちやすい 上半身が弱すぎてバランス崩れ
フィギュア 肩背中の立体感+Vテーパー 上半身が映える、くびれが強み 仕上げをやりすぎて硬くなる
ウィメンズフィジーク より筋肉美を強く見せる 密度とセパレが出やすい 仕上げの方向性を間違える

3問でざっくり診断(迷ったらここから)

Q1:ステージで雰囲気・所作まで勝負したい?

・YES→メンズフィジーク/ビキニ/フィットモデル
・NO→次へ

Q2:筋肉量もしっかりつけてサイズで勝負してみたい?

・YES→クラシックフィジーク/ボディビル/ウィメンズフィジーク
・NO→次へ

Q3:武器は下半身(脚・臀部)?

・YES→ウェルネスより
・NO→上半身の立体感で勝負(フィギュアなど)を検討

各カテゴリーの”特徴・評価・向いてる人”を解説


男性カテゴリー

Men’s Physique(メンズフィジーク)

  • 特徴:上半身のかっこよさ。アウトラインの勝負。ボードショーツ/サーフパンツを着用。ビーチで目を引くような「カッコいい」メンズを表現するカテゴリー

  • 評価:適切な形・シンメトリー・筋肉量とコンディションのバランス。逆三角形のシルエット(広い肩幅と細いウエスト)そして爽やかなビジュアルとポージングが中心で極端な筋肥大は減点対象になりうる(ボディビルではない)と明記されているルールもあります。

  • 向いてる人:ウエストが細く、肩幅があり、体の厚みが出にくい人。ボディビルやクラシックフィジークほどの筋肉量は求められない為、トレーニングを始めたばかりの方にお勧め。

  • 減点あるある:大きすぎてボディビル寄りに見える。腹部が緩い。左右差がかなりある。

Classic Physique(クラシックフィジーク)

  • 特徴:フィジークとボディビルの中間。見栄えと筋肉量の両方が求められる。バキュームもできるようになる必要あり。

  • 評価:アウトラインに加え、筋肉の大きさ・皮下脂肪の少なさ、輪郭・バランス・ポージングをトータルで審査。バキュームポーズも審査の対象になります。

  • 向いてる人:筋肉量もあり、見た目の美しさ(ウエストの細さ、ポージング、綺麗なXシェイプなど)に自信があるかた。

  • 減点あるある:上半身だけ筋肉量があり、下半身が弱い。ポージングが粗い。

Bodybuilding(ボディビル)

  • 特徴:鍛え上げた極限の肉体を競い合うカテゴリー。圧倒的な筋肉の大きさ、付き方のバランス、皮下脂肪の少なさが重視される。

  • 評価:クラシックフィジーク以上の筋肉の大きさが求められ、その他皮下脂肪の少なさ、筋肉のセパレーションストリエーションも審査されます。

  • 向いてる人:筋肉のサイズをつけるのが特で、下半身の筋肉にも自信がある人。

  • 減点あるある:絞りの甘さ(特に脚のカット)。ポージングが粗い。上半身と下半身の筋肉量のバランスと左右差。

 

女性カテゴリー

Fit model(フィットモデル)

  • 特徴:フィットネス雑誌のような女性らしい引き締まった体が理想とされるカテゴリー。トレーニング始めたての初心者向け。

  • 評価:女性らしいアウトラインを形成する適度な筋肉量と、モデルのような引き締まったコンディションが評価される。臀部とハムストリングすの繋ぎのラインが見えないこと。絞り切りより清潔感のあるコンディション。

  • 向いてる人:大会初挑戦で、極端な絞りよりも見栄えの良い引き締まった体を作りたい人。

  • 減点あるある:絞りすぎ。サイズ感のずれ。姿勢が悪い。プレゼン不足。

Bikini(ビキニ)

  • 特徴:全体のバランスとアウトラインが重視される。筋肉量は”つけすぎない”。さらにメイクや髪型を含めたトータルな美が追求、女性らしい華やかさを競うカテゴリー。

  • 評価:トータルバランスとステージプレゼンスに比重がある。臀部や肩の程よい丸みと、体のどの部位にもストリエーションが出ない程度の絞りが求められる。ポージングと歩き方、所作まで審査の対象。

  • 向いてる人:丸みのあるヒップライン、全体のバランス、見せ方(表情・ウォーク)に自信がある人。

  • 減点あるある:過剰な筋肉のサイズ。絞りすぎ。ウォーキングのぎこちなさや表情管理、所作が雑になってしまう。

Wellness(ウェルネス)

  • 特徴:ビキニより筋肉的で、特に下半身(臀部・大腿部)の存在感が必要。

  • 評価:上半身・下半身共にビキニよりは筋肉量が求められ、特に大臀筋・大腿部が評価対象になる。筋肉のセパレーションも評価対象。ストリエーションがでるまで絞るのは望ましくない。

  • 向いてる人:下半身が大きくなりやすい、脚トレが得意、Xフレームなシルエットを作れる人。
  •  
  • 減点あるある:臀部の丸みより脚の太さが目立ってしまう。絞りすぎでお尻も丸みが損なわれている。上半身が弱すぎて下半身が浮いてしまう。

Figure(フィギュア)

  • 特徴:女性らしい筋肉美を競い合うカテゴリー。ある程度の絞りが求められる。

  • 評価:丸みを帯びた三角筋、腰から大腿四頭筋への広がり、背中の立体感と広がり、筋肉の発達の全体的なバランスとシンメトリーに重点を置く評価。筋肉がセパレートされている状態まで仕上げる必要がある

  • 向いてる人:全体的な筋肉のバランスを保ちつつ、筋肉量を増やしやすい方。肩の丸み、背中の立体感広がりに自信のある人。

  • 減点あるある:絞りすぎて”細かいストリエーションや硬さが出てる。筋肉の分厚さがありすぎる。

Women’s physique(ウィメンズフィジーク)

  • 特徴:フィギュアより筋肉の密度と仕上がりが求められる。ポージングで筋肉を見せる力が重要。上級者向き。

  • 評価:明確に筋肉がセパレートされ、適度なストリエーションが見受けられるのが望ましい。筋肉の発達を重視し上半身と下半身のバランスが取れていることが求められる。

  • 向いてる人:筋肉がつきやすく、肩背中・脚の立体感が出やすい。減量後半のコンディション作りが上手。ポージング練習を継続できる。

  • 減点あるある:絞り不足。左右差や部位ごとのバランスが悪い。ポージングが甘い。

よくある質問(FAQ)

Q1. 初心者はどのカテゴリーが出やすい?

A. 「勝ちやすい」より「評価軸に合う」を優先するのが近道です。筋量よりアウトラインならメンズフィジーク、健康的なライン重視ならフィットモデルやビキニ、筋量も追うならクラシック、筋量最大ならボディビルが候補になります。

Q2. メンズフィジークは筋肉が大きいほど有利?

A. ただ大きいほど有利とは限りません。フィジークは“カッコいいアウトラインとバランス”が軸なので、筋量が増えても全体の比率が崩れたり、ボディビル寄りに見えると評価が伸びにくいことがあります。

Q3. クラシックフィジークはフィジークと何が違う?

A. フィジークより「筋量」と「ポージング」の比重が上がります。アウトラインだけでなく、筋肉の大きさ・絞り・バランス・見せ方を総合で評価されやすいのがクラシックです。

Q4. ボディビルはどこが一番見られる?

A. 全身ですが、特に背中と脚は差が出やすい部位です。上半身が強く見えても、背面や下半身の完成度(絞り・厚み・左右差)が甘いと順位が落ちやすいです。

Q5. フィットモデルとビキニの違いは?

A. どちらも“ラインとプレゼン”が大切ですが、フィットモデルはよりナチュラルでヘルシーな引き締まり寄り、ビキニは女性らしいライン(特にヒップの丸み)と見せ方を強く求められる傾向があります。

Q6. ウェルネスは「脚が太い」だけで勝てる?

A. 勝ちにくいです。ウェルネスは下半身が主役ですが、ただ太いより「臀部の丸み」「脚の流れ」「全体バランス」が重要。上半身が弱すぎたり、脚が“重い”印象だと評価が伸びにくいです。

Q7. ウィメンズフィジークはフィギュアより何が必要?

A. 筋肉の密度と仕上がり(輪郭の明確さ)の比重が上がります。フィギュアより“筋肉美を強く見せる”必要があり、同時にバランスとポージングの完成度も重要になります。

Q8. カテゴリー選びで一番の失敗は?

A. 「憧れ」で選んで評価軸とズレることです。自分の強み(肩背中/くびれ/下半身など)と生活(減量にかけられる期間、ポージング練習量)に合うカテゴリーを選ぶと失敗しにくいです。

Q9. 減点あるあるを避けるには何から始めればいい?

A. ①評価軸に合う体の方向性(筋量/絞り/ライン)を決める ②弱点部位を把握する ③ポージングと姿勢を早めに練習する、の順が最短です。

Q10. 団体が違うと審査基準も変わる?

A. 変わることがあります。カテゴリー名が同じでも規定ポーズや衣装、評価の比重が微妙に違う場合があるので、出場する大会(団体)の規定を必ず確認して調整するのが安全です。

まとめ


今回は、ボディビル系コンテストの違いをカテゴリーの特徴と評価軸、向いてる人、減点あるあるまでまとめました。コンテストで勝つ上で重要なのは、”憧れ”よりも”採点基準にハマる体づくり”を選ぶことです。カテゴリーが決まると、筋トレの方向性、減量の進め方、ポージングの優先順位まで全てがクリアになります!

CHANCE GYMでは、大会初挑戦の方でも迷わないように、カテゴリー選びの相談から、弱点部位の改善、減量設計、当日までのコンディション作りまで一貫してサポートしています。最短で「評価される体」に近づけたい方は、まずは体の現状チェックから一緒に始めましょう!

この記事を書いた人
加藤 創
加藤 創
CHANCE GYM五反田店トレーナー 

受賞歴
2022年 JBBF 東京選手権 メンズフィジーク 176cm超級 4位
2024年 JBBF 愛知選手権 メンズフィジーク 180cm超級 3位
JBBF All Japan. メンズフィジーク 180cm超級 8位
2025年 JBBF 関東選手権 メンズフィジーク 180cm超級 4位

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